せんと♨︎ガール

美大出身の「せんとガール」が、昔ながらの銭湯をめぐる。(主に東京) 

B.銭湯めぐり

黒い天然温泉。ほっと落ち着く空間に、集まる人々。千年(ちとせ)温泉(中編)

千年温泉レポの、前編はこちらから読めます。 7、8人の女性達で賑わっていました。入り口付近に積んであったケロリン桶と風呂椅子を持って、適当な端っこのカランにちょこんと落ち着きます。 タイル絵は、ご主人が持っていた「丹沢の写真集」を参考に描い…

黒い天然温泉。ほっと落ち着く空間に、集まる人々。千年(ちとせ)温泉(前編)

神奈川県・川崎市の千年温泉に行ってきました。2015年9月です。 千年、と書いて「ちとせ」と読みます。 この銭湯がある「千年新町」という地名に因んで付けられたようですが。 品のある、かわいらしい名前の銭湯です。 南武線の武蔵新城駅から7分ほど歩い…

地域を支えるコミュニティ銭湯!豊島区の妙法湯(アニキ編!)

だいぶ間隔が空いてしまいましたが・・・、 一昨年の暮れ、妙法湯のご主人に誘われ、銭湯イベントに参加させてもらったときのお話です。 妙法湯の記事を最初から読むにはこちらからどうぞ。 この日のイベントのテーマは、「悪質商法に騙されるな!」。 講談…

地域を支えるコミュニティ銭湯!豊島区の妙法湯(後編)

こんばんは。ベビーのお世話に忙しく、だいぶのんびり〜な更新になってますが、妙法湯レポートもついに佳境に差し掛かりましたよ。 前編はこちら。中編はこちらです。 そう、言い忘れてましたが、妙法湯は薬湯のレパートリーがすごく豊富なんですよ! 思えば…

地域を支えるコミュニティ銭湯!豊島区の妙法湯(中編)

妙法湯レポート、前編はこちら。 さて、風呂場を見てみましょう! 奥には、棒で仕切っているけれど一続きの湯船。 それと手前に水風呂がひとつ。奥の浴槽は、初めて見る、青とピンクの光がお湯の中を照らしている! 開店の直前に撮影したのですが、常連のお…

地域を支えるコミュニティ銭湯!豊島区の妙法湯(前編)

1月23日の、NHK美の壺 ”煙突” 回はとても好評でした。よかったよ〜、素敵だったよ〜と温かいご感想を頂き、ありがとうございました。(わたくし本人の映りなぞはともかく、、)素敵に編集して頂きました。うっとりするような感動的な仕上がりでした(*´∀`*)…

2014年、銭湯レポまとめ

せんとガールの銭湯めぐりレポートは、今年の4月から始まりました。銭湯に馴染みがない人にも良さが伝わるよう、じっくりゆっくり、写真たっぷりで、初心者目線を忘れないように取材を続けています\(○^ω^○)/今年書いた、銭湯の記事のリンクを下にまと…

銭湯帰りのクリーニング屋さん

年末です。人から頼まれた絵を描いたり、年賀状をつくったり、掃除をしたりその他もろもろで忙しく…ブログの更新がちょっと滞っておりました。 銭湯帰りに、気になるクリーニング屋さんを見つけたので、ご紹介。 このブログでは銭湯の取材の後、たまたま立ち…

豊島区・要町の住宅街にある、愛すべき銭湯!山の湯(後編)

山の湯レポ、やっと後編までたどり着きました。 前編はこちら。中編はこちらからどうぞ! で、女湯はどうなっているのかというと・・・ちんまりとした可愛いフクロウが出迎えてくれました。 ここ豊島区は、フクロウと関係が深いのですよね。街の中を探してみ…

豊島区・要町の住宅街にある、愛すべき銭湯!山の湯(中編)

豊島区の山の湯レポート、前編はこちらです。 さてお待ちかね、そろそろ浴場の方も見てみましょう! まずは男湯から。入った瞬間に、可愛らしいタイルのピンク色と、壁のペンキ絵が目に飛び込んできます。 そして愛嬌のあるひょうたん型の湯船。 その中心に…

豊島区・要町の住宅街にある、愛すべき銭湯!山の湯(前編)

東京メトロ要町駅から徒歩5分程のところ。のんびりした狭めの商店街を抜けて、ゆる〜やかな坂をてくてく歩いていったところに、この山の湯はありました。 山の湯入り口の前は通り抜けできるようになっていて、ご近所の人たちにとっては、便利な小道かもしれ…

蛇骨湯の古地図も発見!てくてく浅草めぐり

「蛇骨湯」という銭湯の取材の帰り道のおはなし。 せっかく浅草まで来たので、この辺りをブラブラしてみることに。 蛇骨湯レポートはこちらから全て読めますよ。 わたし実は、今まで浅草に遊びに来たことがなく、下調べもろくにしてこなかったので、とにかく…

江戸時代から続く下町の老舗。黒湯天然温泉。蛇骨湯!(後編)

前編はこちら。中編はこちらから読めます。 それにしても、蛇骨湯に入りにきてる女性、お洒落に髪の毛をまとめている人をちょこちょこ見かけます。手ぬぐいを上手に使ったり、リボンのついたターバンみたいなのとか…。粋なお洒落をさりげなくできちゃうのが…

江戸時代から続く下町の老舗。黒湯天然温泉。蛇骨湯!(中編)

前編はこちらです。 こちらは女湯側の脱衣所。小ざっぱりしていて明るく、居心地がよいです。休日は人の入れ替わりが激しく、脱衣所だけでも常に10人ぐらいの人たちでわいわいと賑わっていました。さすが観光地! ドライヤーを当てられて楽しそうにはしゃぐ…

江戸時代から続く下町の老舗。黒湯天然温泉。蛇骨湯!(前編)

本日は、浅草のど真ん中、ある路地の奥まったところにある、蛇骨(じゃこつ)湯へ行ってきました。 初めて名前を聞いた時の、インパクトがすごいですが…!由来を調べてみると、昔、蛇の骨が掘り出されたためとか、いろいろ噂があるようです。 蛇骨湯には二回…

シックなデザイナーズ銭湯、露天風呂付き。三鷹のぼり湯。(後編)

のぼり湯レポートもこの記事で最後です。 前編はこちら。中編はこちらから読めます。 さて続きです。 洗い場の一角には、あまり見かけないホース付きのシャワーが備えてありました。これは人気があるようで、シャワー3つとも、先客がいました。後ろに人が居…

シックなデザイナーズ銭湯、露天風呂付き。三鷹のぼり湯。(中編)

今回ののぼり湯レポ、前編はこちらです。↓ <a href="http://saint-girl.hateblo.jp/entry/2014/09/09/144025" data-mce-href="http://saint-girl.hateblo.jp/entry/2014/09/09/144025">シックなデザイナーズ銭湯、露天風呂付き。三鷹のぼり湯…

シックなデザイナーズ銭湯、露天風呂付き。三鷹のぼり湯。(前編)

本日は三鷹市にある、「のぼり湯」へ行ってきたのです。武蔵境駅から、バスで10分ほどのところにあります。 少し前、ここ「のぼり湯」のご主人が、うちにも取材に来い来い〜と、わたしに声をかけてくださったのです。 自分のやっていることを誰かが求めてく…

せんと♨︎ガール、銭湯の取材に行く。(後編)

「せんと♨︎ガール、銭湯の取材に行く編」の最終回です。 前編はこちら。中編はこちらから、読むことができます。 撮影日の当日。 許可を頂いている分、初日に比べて少し気持ちが楽です。銭湯の中の撮影したい場所を頭に思い浮かべ、シミュレーションしながら…

せんと♨︎ガール、銭湯の取材に行く。(中編)

埼玉の、夏の暑さに負けて、スライムになっておりました。 ("せんとガール"こと、ちぐたは、実は埼玉県在住なのである。) 遂に自宅へエアコンを導入し、スライムガールは、せんとガールへと、復活!いたしました。やっと、パソコンと正面から向き合う気持…

せんと♨︎ガール、銭湯の取材に行く。(前編)

今回はちょっと特別編です。 ・・・銭湯の中の撮影は、禁止されていることが多い。携帯電話やスマートフォンも、盗撮の恐れがあるため、ほとんど、使う行為すら許されていない。銭湯が、安心して裸になれる場所であるためには、当然かなとおもいます。中を撮…

鯉、金魚が泳ぐ。こだわりの庭。東京浴場(後編)

東京浴場の記事、前編はこちら。中編はこちらです。 ひょいと見上げると、庭の上に煙突がみえました。 一人で金魚を見て、口を開けて驚いたり、窓から身を乗り出して外を覗いたりする私は、常連さん方にはどう見えているんでしょうか。。端から見ると完全に…

鯉、金魚が泳ぐ。こだわりの庭。東京浴場(中編)

前編はこちらから。 入り口そばの松が、ご立派です。中のお庭から顔を出しているみたい。 靴箱がある入り口正面の壁の景色は、風景写真を引き伸ばしたもの。 常連さんでしょうか。おばあちゃんが一人買い物カートを引き、勝手知ったる様子で入って行きました…

鯉、金魚が泳ぐ。こだわりの庭。東京浴場(前編)

おはようございます。久しぶりの、ブログ更新です。 このブログは、Facebookページ「せんとガール」の更新記事を 読みやすくまとめたものです。 こちらは先取りでちょっとづつ記事が読めますので、良かったら覗いてみてください。 今回は、品川区にある、「…

九谷焼タイル絵が彩る、銀座の金春湯(後編)

金春湯の取材レポ、前編、中編もよろしく。 あちらこちらにある絵を楽しみながら体を洗い終え、湯船へ向かいます。角が丸く可愛らしい浴槽が、ふたつ。手を入れると、おお。アツい。43度です。以前は、今より一度高い、44度だったのだそう。 埋め水をしたい…

九谷焼タイル絵が彩る、銀座の金春湯(中編)

金春湯レポの前編は、こちら。 ドアを開けると、すぐ目の前に、番台。ここで、お金を払います。450円。 男女の脱衣所をまたいだ、昔ながらのタイプです。これから出来る銭湯で、このスタイルを採用する銭湯はきっと、出てこないでしょう…。内輪をあおいだ小…

九谷焼タイル絵が彩る、銀座の金春湯(前編)

先日読者の方から教えて頂いた、金春湯(こんぱるゆ)へ行ってきましたよ!銀座駅から徒歩5分の、贅沢な場所にあります。店前の人通りは多め。 のれんの下をくぐると、「わ」の文字が書かれた看板が、出迎えてくれました。まだまだ、銭湯めぐり初心者の私。…

世田谷ノスタルジー、藤の湯(ふくろう編)

藤の湯レポはこちらからまとめて読めます。 お風呂から出たあと、あちこちに貼ってあるフクロウの版画や、置いてある木彫りについてご主人に聞いてみると、ほとんどご自分で制作されたものだそう。子どもの頃から、自分の家の銭湯の裏に積んであった薪で、木…

世田谷ノスタルジー、藤の湯(後編)

藤の湯レポ、前編はこちら。中編はこちらです。 さ、お楽しみの、やぐら下の木風呂。こぢんまりした浴槽なので、誰も入ろうとしていない瞬間を見計らい、さっと移動し、いやみなく(?)独占します。お湯の温度がぬるめで、りらっくす〜。緊張と、弛緩の、絶…

世田谷ノスタルジー、藤の湯(中編)

藤の湯レポ、前編はこちら。 「富士見湯っていう銭湯で、アルバイトをしていたんです」 「へえ〜、そうなの。」 受付に座る寡黙な感じのご主人に話しかけると、銭湯の組合名簿を調べてくださいました。話してみると、人柄の良さがにじみ出ており、ほっとする…