せんと♨︎ガール

美大出身の「せんとガール」が、昔ながらの銭湯をめぐる。(主に東京) 

2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

コーラと帆立2

「富士見湯日記」より。 ・・・これは、せんと♨︎ガールこと私ちぐた氏が銭湯巡りを始めるきっかけになった、「富士見湯」での出来事を日記に書き記したものである。 時間軸にそって最初から読む方は、コチラから。 「この時間に、お客さんが来るんだよ。メニ…

コーラと帆立1

「富士見湯日記」より。 ・・・これは、せんと♨︎ガールこと私ちぐた氏が銭湯巡りを始めるきっかけになった、「富士見湯」での出来事を日記に書き記したものである。 時間軸にそって最初から読む方は、コチラから。 12月27日 晴れ 初めての、銭湯でのアルバイ…

富士見湯小ネタ集1

二階、ビールを飲める丸テーブルの客席には、決まった常連さんが座ることが多い。食材を入れた冷蔵庫や、使えるのか分からないレトロなゲーム機などに囲まれたこの場所は、何故か居心地が良いらしい。 手前の赤い椅子も、なかなかの座り心地である。ビール片…

家族のような

「富士見湯日記」より。 ・・・これは、せんと♨︎ガールこと私ちぐた氏が銭湯巡りを始めるきっかけになった、「富士見湯」での出来事を日記に書き記したものである。 時間軸にそって最初から読む方は、コチラから。 12月9日 晴れ 富士見湯で働くことになった…

世田谷ノスタルジー、藤の湯(ふくろう編)

藤の湯レポはこちらからまとめて読めます。 お風呂から出たあと、あちこちに貼ってあるフクロウの版画や、置いてある木彫りについてご主人に聞いてみると、ほとんどご自分で制作されたものだそう。子どもの頃から、自分の家の銭湯の裏に積んであった薪で、木…

世田谷ノスタルジー、藤の湯(後編)

藤の湯レポ、前編はこちら。中編はこちらです。 さ、お楽しみの、やぐら下の木風呂。こぢんまりした浴槽なので、誰も入ろうとしていない瞬間を見計らい、さっと移動し、いやみなく(?)独占します。お湯の温度がぬるめで、りらっくす〜。緊張と、弛緩の、絶…

富士見湯日記とは。

こんにちは。銭湯巡りが趣味の、ちぐたと申します。 私の書いているブログの一つ、「富士見湯日記」について改めてご紹介します! 「せんと♨︎ガール」では、私が学生時代アルバイトをしていた銭湯での出来事を、写真と合わせて日記にして載せています。名付…

世田谷ノスタルジー、藤の湯(中編)

藤の湯レポ、前編はこちら。 「富士見湯っていう銭湯で、アルバイトをしていたんです」 「へえ〜、そうなの。」 受付に座る寡黙な感じのご主人に話しかけると、銭湯の組合名簿を調べてくださいました。話してみると、人柄の良さがにじみ出ており、ほっとする…

世田谷ノスタルジー、藤の湯(前編)

世田谷用賀駅からほど近い場所にある「藤の湯」に行って参りました。 このレトロな味わいのある銭湯は、環八の側道沿いのちょっと奥まったところに、ひっそりと佇んでいます。 入り口も、いい感じ〜。風情が漂ってる。 ここは、手ぶらOKの銭湯らしい。下の手…

浴槽のないアパート3

「富士見湯日記」*1より。 脱衣所にいるお客さんは、私と年配のおばさんの二人だった。ぐるっと中を見渡して、空いているロッカーを見つけ、のろのろと荷物を入れる。 (あ、体を洗うタオルを忘れた。まあ、手で洗えばいいか。) 横に「貴重品は風呂ントへ」…