シックなデザイナーズ銭湯、露天風呂付き。三鷹のぼり湯。(後編)
のぼり湯レポートもこの記事で最後です。
さて続きです。
洗い場の一角には、あまり見かけないホース付きのシャワーが備えてありました。
これは人気があるようで、シャワー3つとも、先客がいました。
後ろに人が居る時は、お湯が飛ばないようにちょっと注意が必要かも…?
湯船のふちの優しい曲線が、なんだかほっとする。
浴槽は大きく3カ所に分かれていて、それぞれ下からの優しい泡、強めのぶくぶく、それと横からのジェットが出ています。
隣同士の浴槽を繋ぐしきりには、横穴があり、ここからお湯を全体に循環させているそうです。
この隙間で握手とかして遊ぶ子ども居そうだなー、とかいろいろ想像してみる〜。
わたし実は、このとき久々の銭湯でした。
お湯に浸かった瞬間、じゅわーーっと温かさが体全体に広がります。
「生きてて良かった」、という言葉が、全身から聞こえてくるような感覚になりました。なんというか、頭でそう思うのではなく、体のあらゆるところがそう言ってわたしに話しかけてくるのです。(←この辺はわたし独自の宇宙語です)
背中に当たるジェットが、きもちいいいい〜。
この瞬間の幸せは、何ものにも代えがたいですな…と、おっさん化するせんと♨︎ガールであります。
外風呂は、ドアから外へ出て、奥まったところにありました。
積み重なる立派な岩に囲まれていると、とても落ち着きます。
私が入ったのは暗い時間でしたが、ご主人によると、昼間、天気がいいと、上から太陽光がこぼれてきて最高、とのこと。
今の外風呂は、以前は屋内にある岩風呂空間だったのでした。
話によると、女湯と男湯の仕切りも岩でできていて、堂々たる様子だったよう。聞いたお話と、一部を切り取った写真を参考に、大体の雰囲気を伝えるつもりで、想像図を描いてみました。
ざざっと描いてるので、雑ですが…。
ちょっと見づらいかもしれませんが。戻りまして、現在の外風呂です。
右が男湯、左が女湯。ほぼ左右対称です。大きな岩は、以前と同じものを綺麗にして使っているそうですよ。
ちなみにこの傾いた写真は、ご主人にもご協力頂き、高い場所に登り必死の思いで撮ったものなのです…。うーん余裕の無さが出ているような。笑
実は、ここまでの写真は全て男湯の写真だったのです。
先日、男性の読者の方から女湯も覗いてみたい!というリクエストがあったので(←!)左右対称ながら上から失礼します、女湯がこちらです。
こじんまりしてますが、天井が高くて空も見えて、いい感じです。個人的には、夕方〜夜の暗い時間に入って、暗がりで明かりをぼーっと見ていたりするのが、遠くの旅館に来ているような気分になって、なかなかよかったです。
風呂上がりの飲み物も、いろいろと置いてますよお〜。
そうそう。早めの時間に行くと、のぼり湯さんの裏の畑でとれた野菜が、フロントで安く買えるかも。季節ごとに売っているそうですが、人気ですぐに売り切れてしまうのだそう、お店で売ってるような、形のいい新鮮なお野菜です!
横のコインランドリーも利用できます。
今回取材させて頂いた「のぼり湯」さん。
小さめながらくつろげる空間の中で、ちょっとした旅行気分を楽しめ、家庭的な温もりも感じられました。近所にあったらぜひ行きつけにしたい銭湯です。
またお風呂入りに来ます!
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のぼり湯Data
《住所》 三鷹市井口5-5-18/JR中央線武蔵境駅よりバス井口新田下車、徒歩3分 |
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《TEL》 042-231-7645 |
《営業時間》16:00~23:00 |
《定休日》 水曜日 |
《URL》 http://www.at-ml.jp/?in=58603 |