豊島区・要町の住宅街にある、愛すべき銭湯!山の湯(前編)
東京メトロ要町駅から徒歩5分程のところ。
のんびりした狭めの商店街を抜けて、ゆる〜やかな坂をてくてく歩いていったところに、この山の湯はありました。
山の湯入り口の前は通り抜けできるようになっていて、ご近所の人たちにとっては、便利な小道かもしれません。
カラフルなひさしと、左右対称の洒落たのれん!
中はどうなっているんだろう…、とわくわくしちゃいます。
15時半にガラガラとご主人が戸を開け始めると、並んでいたお客さんが一緒に扉を開けるのをちょっぴり手伝いながら、「もういい?」と。4〜5人がすぐに入って行きました。
ほー、今日はアロエの湯なんですね〜。
数日前に来た時は、ほっこりカボチャの湯だったのです。日替わりでいろんなお湯が楽しめそうです。
板鍵つきの靴箱に靴を入れて、自動ドアをくぐり、ここで460円払います。靴を入れる段階で、もう男湯と女湯に分かれているので、気をつけて!私は入り口のれんの男女表示を見落としていて、「ん・・・?女湯の入り口は・・・こっち?」・・・と、一か八かで入ったのでした。
居心地の良さそうな番台です。こういう番台で一日(半日?)過ごすのって、憧れます。必要なものは全部揃ってる、操縦席みたい。
のれんをくぐって、脱衣所へ。
何なんでしょう。この落ち着く空間。
ご主人のお母様とお嫁さんが好きで、配置しているのだという、よく育った観葉植物や、愛嬌のある小物たち。脱衣所での眺めを楽しくしてくれています。
とにかくここの脱衣所は見所がいっぱいなので、写真が多くなっております。
ゆったり座れる革張りのソファが、あちこちに置かれていて、なんとも居心地がいいのです。実際、お風呂上がりにくつろぐおばあちゃんたちで一杯でした。私もここで毎日お友達と会えたら、ぽかぽかした体でいつまでも喋っていたくなりそう。
男湯・女湯の脱衣所の境にある柱時計は、昭和35年の創業時からずっとそこで時を刻んでいるそうです。
体重計のそばにあるキリンの置物も、いい味出してます〜。
男湯の脱衣所にもちょっと失礼して…。
少し、女湯とは間取りに違いがあるようです。広さは同じくらいかなっ?
ロッカーの鍵の色と、常連さんの預けている洗面器の色合いが絶妙で、いい感じに調和してる気が〜。日当たりもよく、明るくて気持ち良い。
男湯だからなのか!?中は見ていないですが、背表紙から凄まじく「男!」を感じる漫画が、ずらり。
……かと思えば、癒し系のかわいらしい置物があったり。
本当に、飽きない脱衣所です。
そして、大量にある洗濯機。数えると…この男湯だけで7台ありました。女湯には4台くらいだった気がするのですが…。この脱衣所が、コインランドリーも兼ねているんですね〜。
お庭の植物も元気に育っております。
……中編へつづく。
山の湯Data
《住所》 東京都豊島区要町1−47−12/東京メトロ 要町駅 出口1より徒歩5分 |
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《TEL》 03-3957-2679 |
《営業時間》15:30~24:00 |
《定休日》 月曜 ※祝日は翌日休 |
《URL》 https://www.facebook.com/yamanoyu4126 |
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